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「不眠症状は、身体的因子、心理学的因子、 環境因子が独立して関連」-No.357




不眠症状は、身体的因子、心理学的因子、 環境因子が独立して関連




研究成果の概要


 本論文は、健康状態に大きく影響する不眠症状の頻度とその関連因子を調査しました。


対象は、2021年12月から2022年3月の間に「健康と生活に関する調査」の質問票に回答した山形県地域住民7,873人です。

解析の結果、全対象者のうち23.4%が不眠症状を有していました。

不眠症状と関連する因子は、高齢、女性、少ない収入、痛みや不快感、不安、幸福感の欠如、夜間頻尿、入浴から就寝までの時間が長い、寝室の照明がついている、歩行時間が短い、などでした。サブグループ解析では、男性では歩行時間、女性では肥満、高齢者では入浴から就寝までの時間、1日の歩行時間などが、より強く不眠と関連していました。


これらの結果から、不眠症状は地域住民によくみられ、身体的因子、心理学的因子、環境因子が独立して関連していました。

不眠症状の改善には、個人の状況に合わせた適切な支援が必要と考えられました。

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