top of page

「自律神経失調症」に対する“本当の治療”




自律神経失調症.症状は各人さまざま.










自律神経失調症… あなたはいくつ当てはまりますか?



・いつも頭が痛くて重い。

・風邪をひきやすい。

・めまいや ふらつき、振り向いたときや歩行中に不安定感がある。

・夜、寝つきが悪い。途中で目覚める。

・血圧が不安定。

・温かい場所に長時間いられない。

・静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする。

・目が疲れる。目を開けていられない。目の奥が痛い。

・胃腸の調子が悪い。腹部の膨満感がある。

・だるくて横になりたくなる。

・やる気が出ない。疲れ易い。全身に倦怠感がある。

・イライラしたり、不安感がある。

・胸の痛み、圧迫感、痺れを感じる。


これを読んでいる貴方は、1つは当てはまったことでしょう。本当に辛かったと思います。



「自律神経失調症」は、人間関係に悩んでいる方、勤務体系が厳しい職業の方、能力を問われるエンジニア、成果・成績を問われる営業職の方を始め、多くの方が知らずのうちに蝕まれていく症状です。

近年では、高齢の方や若い女性など幅広い層でも多くの方が病んでいます。更に現代では、勉強やスポーツの頑張り過ぎで、小学生、中学生、高校生と子供にも多く見られ「起立性調節障害」として診断される子供も多くなっています。

自律神経が乱れる原因も多種多様で、症状の根本原因をみつけて治療するのは非常に難しく、症状から推察しうる要因へ治療を行っても、自律神経の不調は良くならないことが多いことも特徴と言えます。



「自律神経失調症」は、オステオパシー治療に相談にみえる方の多い症状の一つに挙げられます。

より的確な原因を診察し、正しい治療をすれば改善に向かう症状でもあります。

もし、貴方の自律神経失調症の辛い症状が、いろんな治療に取り組んでいても、改善していないとしたら、原因の診察そして治療が間違っている可能性があります。



以下の記述を最後まで読んでもらえれば、貴方の「自律神経失調症」の解決の手助けになるかも知れません。




「自律神経失調症」の一般的な原因



「自律神経失調症」は、病院などでは「うつ病」や「パニック障害」、「過敏性腸症候群」や「身体表現性障害」などが原因の病気とされることが多いようです。

病気や症状の原因が特定できない場合でも、「ストレス」が誘因になっている可能性が高いため「適応障害」※1と診断される方もいるようです。

 

 

  ※1「適応障害」とは、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとても

    辛く耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れる事

    を言います。



要は、その原因が解らない事が多いため、「ストレス」とすることが多いのかも知れません。



病院に通院してもカウンセリングを受けても改善しないのであれば、現在貴方が診断されている病気は、本当の原因では無いと言えますよね。

病院では、精密検査を行っても、原因が見当たらないため『心の病気』ということに、まとめてしまうことも多いようです。「自律神経失調症」も「何かしらの原因」で発症している訳ですから、「脳の病気」でも「心の病気」でもない可能性があります。

ですから、薬を処方されても、カウンセリングを受けても、自律神経失調症の改善が進まない訳です。

また、薬は悪循環を止めるのには有効ですが、一時的に症状を抑えるだけの対処療法であっ

て、根本治療ではありません。原因は別にあることが考えられ、原因を探し治療することが

「本当の治療」となるのではないでしょうか。


つまり「自律神経失調症」の「根本原因」を見つける事ができれば、的確な治療ができ、克服することが出来る訳です。




「自律神経失調症」の(主たる)7つの誘因



まず「自律神経失調症」になる原因として、7つの事が考えられます。


1)     精神的ストレス、過度の疲労からくるもの。

2)     パソコンなど仕事上の姿勢、日常生活(暴飲暴食、飲酒、喫煙 等)からくるもの。

3)     ムチウチなど、外傷からくるもの。

4)     顎関節の歪み、身体の歪みからくるもの。

5)     喘息や鼻炎からくるもの。

6)     呼吸からくるもの。

7)     眼精疲労からくるもの。


などです。

勿論、その他 多くの事が起因することは言うまでもありません。



これらの原因により、「自律神経失調症」の「症状」が出現し易くなります。しかし、これらも誘因であって根本原因とは云えず、すなわち「身体の症状」の原因ですから「身体の機能不全、機能障害」の部位(器官、組織)は、「何か?」ということになります。



では、一体、「本当の原因」とは何でしょうか?




「自律神経失調症」の“本当の原因”は!!



ここまで「自律神経失調症」の誘因や、改善しない理由を説明してきました。

では「自律神経失調症」の「根本原因」は「何か?」ということになりますが。



「筋肉」「骨」「内臓」「神経」「血管」など、身体全体を一枚で包んでいる「膜(硬膜、筋膜、骨膜、心膜、胸膜、腹膜)」が、様々な誘因、要因によって「歪んだり」「硬くなる」ことで、病気では無い「身体の機能不全(=体性機能障害)」を引き起こします。


よく「筋膜のセーター」が例えられます。例えば、セーターを着用していて、腰の辺りが引っ掛かるとセーターは捻じれ、その対角方向、例えば肩周りが窮屈に感じた方も少なくないと思います。どこか一ヶ所、引っ張ったりひねったりすると、身体が窮屈になるのが解ると思います。そのような現象が、身体の中でも起きているわけです。


この窮屈な状態(=「要因」)に、今まで説明してきた「誘因」が重なり、更に使い続けることで「器官-器官」間、「器官-組織」間の身体の調整範囲力(=バランス力)の限界を越え、自律神経に過剰な拘束や負担が発生することにより「身体の不調」(=「症状」)が起こることが考えられます。つまり、自律神経の乱れによる症状といっても、その原因が自律神経にあるという訳ではないということです。


ある時は「甘い物の食べ過ぎ」で十二指腸が硬くなり、器官間膜が引っ張られて、自律神経に負担がかかったり。「ムチウチ」の影響で頭蓋骨が歪み、頭蓋神経孔で自律神経が拘束、また脳神経やホルモンへの支障から自律神経へ影響を及ぼし、結果「不調」「症状」が出現することもあります。


また「食生活に伴う組織の変性」状態に「精神的なストレス」が重なり、動脈が硬くなり自律神経が乱れることもあります(自律神経は動脈と並行するように身体内に張り巡らされており、相互関係下にある)。


自律神経は「交換神経」と「副交感神経」の「2つ」があります。「健康」を支えているのは、この「交感神経」と「副交感神経」がバランスよく調和し、働いているからです。

例えば、上記記述した「ムチウチ」(=「誘因」)により、首の筋肉の緊張(=「原因」)が起きると、交感神経が刺激され副交感神経の働きが低下し首の血流が阻害され、自律神経のバランスが崩れます。また、脳への血流も悪くなるため、脳内神経伝達の働きが低下し「うつ病」になる可能性も考えられます。

「首の筋肉の過緊張」によって、交感神経が過剰に興奮し、「うつ病」や「自律神経失調症」などの病気になることは、医学的にも実証されています。

これまでの治療経験においても、頸部機能障害の治療によって「自律神経失調症」を克服できた方も、たくさんおられます。


上記記述の中で原因となりうる身体要因部位を挙げておりますが、「自律神経失調症の原因」は多岐に渡ります。そして「個別性」が非常に高いことも、お解りいただけるかと思います。


自律神経が働くためには「中枢神経系である脳」「栄養を吸収し、器官間神経伝達物質を出す内臓」「脳からのホルモン放出機構」「それらを運ぶ血管」「免疫機能の一つリンパ管」も元気に働かないといけません。


自律神経の調和を取り戻そうとすれば、「全身的(脳、神経、脈管、内臓、筋肉、骨)」さらに現代では「電磁波」の影響、「PM2.5」や「黄砂」、「過去のトラウマ」や「ストレス」による影響も「自律神経失調症の原因」になっていることが示唆されており、それら全てを網羅し、原因の探索(診察)が重要となります。



その 肝となる部分「推察」と「探索(検査)」が当院の役割 とさえ、考えております。

「オステオパシー治療」が他の治療より岳輝のは「治療の75%が検査」「治療者のハイ・レベルな触診スキル」が背景にあります。




「自律神経失調症」に対する“当院の治療”



「自律神経失調症の原因」を検査していくと、ストレスによる器官の機能障害は勿論ですが、多くは肝臓、動脈などの内臓が関係したり、血管や骨の膜が捻じれることで悪化していたりします。

ですから「自律神経失調症の治療」は、不調(=「体性機能障害」)を現している「器官」「組織」からの「身体からのメッセージ」を「傾聴」し、筋骨格、内臓、脈管、頭蓋や脳のバランスを調整(=治療)していきます。






未 在 -Clinics that live in science.-


平成30年10月27日

閲覧数:7回0件のコメント
bottom of page